貫通賞2019(ゲームオブザイヤー)

2019年にnoteに投稿した記事を一部加筆・修正して再掲しています

貫通賞2019とは

 

俺が2019年に遊んだ(※ 発売ではない)中で面白かったゲームに与えられる、たいへん権威ある賞です!!!!!!!!!!!!!

ノミネート作品

 

・SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE | 隻狼(フロム・ソフトウェア
オーバーウォッチ(ブリザード・エンターテイメント)
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL任天堂
ボーダーランズ3(Gearbox Software)
ファイアーエムブレム 風花雪月(任天堂
・十三機兵防衛圏(アトラス、ヴァニラウェア
ファイナルファンタジーXVスクウェア・エニックス

 

アーーーーー!!!!
他にも結構プレイしたけどパッと思いついたのはとりあえず以上!!!!
メディアで既にさんざん面白いと言われているものがやっぱり面白かったねという印象です!!!!!!

 

ウオーーーー!!!!!!!!! 発表します。
アーーーーーーーー-ー!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

優秀賞

 

ファイナルファンタジーXV

本編トロコン済、DLC8割程度クリア。
インターネットでは散々ネタにされたりしてますけど、面白いです実際。
たしかにストーリー的にはけっこう穴があったり、戦闘もごり押しでいけてしまったりするんだけど、とにかく「仲間と旅をしてる感」が素晴らしい。他のFFでパーティーメンバーに対してここまでの友情を感じたことはないし、その分クリア後の喪失感もすごい。「飯と車」が核なんだろうな……。
これまでのFFの世界観から見ても賛否あるとは思うけど、車での移動がかなりいい味を出していて、言ってしまえば移動自体怠かったりもするんだけど、そこがうまく旅というテーマやキャラクターたちとマッチしてる。
FF10がシリーズ最高傑作とはよく言われますが、個人的にはそれを凌駕していると思います。比べるものでもないけど。
とにかくエアプでこの作品を小バカにするのをやめろ!!
(アップデートでいろいろと改善した後にプレイしましたが、もし発売直後に遊んでいたらたしかにまた印象が違ったかもしれませんね)

黒いジャケットが俺です

 

 

 

 

 

 

審査員特別賞

 

ファイアーエムブレム 風花雪月

ハードモードで青獅子の学級(ルーヴェンラッセ)ルートクリア済。
FEシリーズもほぼほぼプレイしてますが、最高傑作です。ギャルゲーに寄りすぎてる感は否めないけど、それってたぶんグラフィックの進化とかキャラデザインでそう感じるだけで、やってること自体は以前も変わらなかったし。
戦闘に関しては3DSシリーズであった「ダブル」という不確定要素が廃止されたのがまずうれしい。ハードモードだとそれなりに大味ではあるんだけど、ちまちま計算できる場面もあります。
シナリオについては特別よかったとは思わないけれど、学校生活をともに過ごした級友たちと殺し合いをするというコンセプトがよかった。よくはないんだけど。そんなことをさせるな。見知った顔に自らとどめを刺し、その最期の言葉を聞かされるのはけっこうくるものがあります。
全体のバランスが良く大満足なんですが、青獅子の学級(ルーヴェンラッセ)の最高の生徒たちとの別れが受け容れられず、まだ他のルートをプレイできていないため、今回は審査員特別賞です。
お前たちの先生になれて本当によかった……。俺の心が再び前を向き、他の学級のみんなと新たな道を歩み始めることができるのならば、2020年もノミネートの可能性あり。
誰と生き、誰と刃を交えるか……。

PERFECT
TEA TIME
会話が盛り上がった回数 3回

 

 

 

 

 

 

 

2019年 貫通賞(最優秀賞)

 

十三機兵防衛圏

11月末に発売してまさかの滑り込みで最優秀賞。これしかなかった。
ネタバレなしで説明するのが難しいんだけど、ストーリーテリングのレベルの高さにただただ感嘆。設定だけ見ればSFとしてはわりかしありがちなのか? と思わせつつ二転三転するので飽きずに読み進められるし、なにより複雑なシナリオの中でもぶっといテーマが根ざしており、それが美しいです。
複雑になってしまっている最大の理由としてやはり主人公が13人もいることがあるんだけど、究明編でアーカイブを追っていけば細かい設定はさておきなんとなくの構造は察することができる(はず)。終盤にかけては一気に謎が明かされていき「それまだ説明してないよな?」という穴にピタッとハマっていくのが気持ちよくてやめどきがわからなくなってしまう。並走するシナリオはどのキャラクターもしっかり面白く、最終的には全員好きになってしまったという人も多いのではないでしょうか(俺が一番好きなのは緒方稔二です……)。
崩壊編(戦闘パート)はシナリオのいいところで挟まってきて、序盤はむしろ邪魔に感じていたけれど、機体の強化が進むにつれてかなり爽快になり、味がしてくる。けっこうしぶい味。敵の数が多くなると若干処理落ちしたりもするけど、なぜかそれすらも込みで熱かったのでよし。
2019年ベストどころか、俺の中では今後(シナリオそのものというよりは特にストーリーテリングの手法において)これを超えるゲームが出てくるのかと思わせるほどに圧倒的でした*1。おめでとうございます。

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*1:2022年のいま読み返すと大げさすぎる気もする