ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022 観戦ガイド【SFL2022】
貫通(@100nenmae)です。
みなさん、『ストリートファイターV』はご存じでしょうか。
『ストリートファイターV』は、株式会社カプコンから2016年2月18日に発売された対戦格闘ゲーム。
本作は2022年まで継続的にアップデートを重ね、現在「CAPCOM Pro Tour(CPT)」や「ストリートファイターリーグ(SFL)」といったプロ競技シーンにおいても大きな盛り上がりをみせています。
各大会はインターネット上で生配信されるものがほとんどで、ゲームをプレイしたことがなくても気軽に視聴できるのですが、試合を楽しめるようになるまでの敷居の高さを感じている方も少なくないと思います。
「試合でなにが起きているのかわからない」
「いつ、どんな大会をやっているのかわからない」
「どの選手を応援したらいいのかわからない(知っている選手がいない)」
このような方たちに向けて観戦の敷居を下げるべく、今回は「ストリートファイターリーグ(SFL)」に焦点をあてて情報を整理しました。
要は「楽しいから一緒にプロ競技シーンを観戦してみませんか」というのが本記事の趣旨になります。
※ 細かなことはあえて省いたりしていますので、歴戦の動画勢みなさまにおかれましては何卒ご容赦ください
SFL2022 概要
2018年より始まり、2021年シーズンには開催規模を大きく拡大!
企業8社がチームオーナーとなり、「JeSU公認プロライセンス」保有選手4人1組のチームを編成してリーグへ参画する「チームオーナー制」を導入!5シーズン目となる2022年シーズン。
8チームが全14節56試合にてポイントを競い合い、上位チームが「プレイオフ」へ進出、勝ち上がった3チームが決勝大会「グランドファイナル」へ駒を進め、日本最強の座をかけて闘います!
とのこと。もっと細かく知りたい方は上記の引用元を参照されたい。
読むのが面倒な方。そう、あなたです。つまりこうです。
- 4人1組×8チームが、総当たりのリーグ戦で勝ち数を競う。
- 1組み合わせにつき「先鋒戦」「中堅戦」「大将戦」の3試合を行う(1名は控え枠)。
- シーズン終了時の上位チームはプレイオフ、グランドファイナルに進み、優勝を争う。
シンプルです。実際のスポーツのリーグにも似ていますね。
今シーズンの日程ですが、9/6(火)から開幕し、12月中旬までの長い期間で試合が行われます。具体的な日時や配信ページは以下を参照してください。
カレンダーに登録したら次に進みましょう。
ゲームルール、システムの理解はざっくりでOK
「リーグについてはなんとなくわかったけど、結局、初心者が試合を見ても面白くないのでは?」
いえ、そんなことはありません。
実際の試合配信には実況・解説がついており、何が起こっているのかをわかりやすく伝えて盛り上げてくれます。
さらにはカプコンさん公式が大会観戦ガイドを公開しており、画面の見かたや試合のポイント、実況でよく使われるワードなど、非常に親切に説明してくれています。
正直、これを読んでくれれば完璧です。
……もしかして読むの面倒ですか? そうですよね……。画像を用意しました。
- 体力ゲージ:無くなったら負け。
- スタンゲージ:攻撃を受けるとゲージが溜まり、気絶する。
- 取得ラウンド:相手の体力をゼロにすると1ラウンド取得。2ラウンド取得で勝利(=1セット取得)となる。2 or 3セット先取の形式が多い。
- Vゲージ:赤いゲージ。「Vトリガー」を発動してパワーアップしたり、逆に相手の攻撃を凌ぐために使ったりする。
- EX(CA)ゲージ:青いゲージ。これを使うと強くてかっこいい技を出せる。
はじめはこれだけで大丈夫です。
これを踏まえて一度、昨年のリーグの試合を見てみましょう。
グランドファイナル進出をかけた一戦。私はこの試合をオフラインの現地で観ました。
冷静にプレイを続ける選手とは裏腹に、実況やチームメイトのガヤが熱くなっていきます。
1-1のスコアにもつれたとき、苦しいはずなのに、ときど選手が楽しそうに笑ったのが印象的でした。
なんとなくでも、大会の面白さ・熱さが伝わるでしょうか。
というより、なんとなくでかまいません。全部が全部を理解して観ている人なんてほとんどいないですから。
次は試合をもっと楽しむために重要な、キャラクターと選手を紹介していきます。
注目のキャラクターは?
本作では全45キャラクターが使用可能。キャラクターによって強い・弱いはあるものの、ゲームバランスは非常に良いとされており、どのキャラクターも99~85点くらいの評価に収まっているイメージです。
もちろん、いきなり45キャラクターを覚える必要はありません。プロシーンにおいてはやはり、その中でもとりわけ勝ちやすいキャラクターが選ばれるからです。ここでは、今リーグの中でも特にカギを握る存在となりそうなキャラクターを紹介します。
※選手とキャラクターを切り分けて紹介するのが難しく、選手名を羅列している箇所がありますが、後の項にて改めて選手について紹介していますのでご容赦ください
- ルーク(上図-左)
- 本作のラストに追加されたキャラクターにして、次回作『ストリートファイター6』の主人公を担う存在。
- 主人公らしくハイスタンダードな性能をしており、これといった弱点がない(強いて挙げるなら、完璧に使いこなすのががやや難しい点か)。
- 今回のリーグで最も使用率が高くなることが予想される。各プレイヤーの動きの違いに注目してみると面白いかも。
- 使用選手(予想、敬称略)
- v6プラス FAV gaming ときど
- v6プラス FAV gaming ボンちゃん
- コミュファDetonatioN ナウマン
- 忍ism Gaming 藤村
- 忍ism Gaming ヤマグチ
- 魚群 マゴ
- 魚群 水派
- 名古屋OJA BODY STAR あきら
- コーディー(上図-右)
- カプコンのベルトスクロールアクション『ファイナルファイト』の主人公。本作ではメトロシティというエリアの市長という設定。
- ナイフや鉄パイプを使った高威力の(外道な)攻撃や、敵の攻撃をかわして反撃する「スウェー」が特徴的。防御面には不安があるので、スウェーをどれだけ使いこなせるかがカギか。
- 使用選手(予想、敬称略)
- コミュファDetonatioN 竹内ジョン
- 忍ism Gaming ももち
- 魚群 水派
- ダルシム(上図-左)
- 「ストリートファイターⅡ」の頃からいるので、知っている方も多いのでは。ヨガで手足を伸ばして戦う。ヨガ最強!
- 遠距離はもちろん、近距離でもなぜか高い攻撃力を発揮。とはいえやはり、相手に攻め込まれたときの対処を誤るとすぐにやられてしまう、非常に扱いの難しいキャラクター。
- 使用選手(予想、敬称略)
- v6プラス FAV gaming 鶏めし
- Saishunkan Sol 熊本 YHC-餅
- ファルケ(上図-右)
推せるチーム/選手を探そう
FPSなど他のゲームの競技シーンからは考えられませんが、格ゲーは選手の年齢層の幅が広いのが特徴。今回の参戦選手でいえば下は20歳~上は43歳まで、個性的で人間的に魅力のある面々です。
推しのチームや選手を見つけると、試合の結果に一喜一憂することができ、観戦がグッと楽しくなること間違いなし。気になった選手がいればチェックしてみましょう。
推すポイントはなんでもかまいません。
使用キャラクター、プレイスタイル、選手自身の性格や容姿でもOKだと思います。
実際、昨シーズンのリーグでは、選手のバックグラウンドやプライベート、選手同士の因縁など、試合以外の情報も番組中に拾っていくことで、より応援しやすいような作りになっていたと感じます。
本当は全チーム/全選手を紹介したいところですが、とんでもない量になってしまいますので、私が特に注目しているところに絞って紹介します。
- v6プラス FAV gaming
- メンバー:sako、ときど、ボンちゃん、鶏めし(掲載順、敬称略)
- 昨シーズン優勝チーム。トッププロの3名に「日本三大ダルシム使い」の鶏めし選手が加わることで隙のない編成に。
- リーグ最年長のsako選手が魅せる芸術的なプレイや、「東大卒プロゲーマー」ときど選手の異常なまでなやり込みに注目。
- 忍ism Gaming
- メンバー:ももち、藤村、ヤマグチ、ジョニィ(掲載順、敬称略)
- ももち選手が企業オーナー兼チームリーダーを務める異色のチーム。
- 昨シーズンでロボットのように正確無比なプレイを見せ、リーグを震撼させた藤村選手の仕上がりに期待がかかる。忍ismの若手育成企画を通じて成長したヤマグチ選手、ジョニィ選手はここで存在感を発揮することができるか。
- 広島 TEAM iXA
個別で何名か。
- カワノ(Good 8 Squad)
- ネモ(Saishunkan Sol 熊本)
- うりょ(コミュファDetonatioN)
- リーグ初参戦で、唯一のローズ使い。周りのチームに「対ローズ」の練習を強いることができるので、チームにいるだけで活躍していると言えるのでは。
- 徹底マークが予想される中、どこまで戦い抜けるのか。
- マゴ(魚群)
- 国内のみならず海外選手からも「Magoサン」と慕われるコミュニケーションの鬼。
- 最近某FPSゲームの配信でハネて、そればかりプレイするようになってしまい、視聴者からは「ヴァロさん」と呼ばれることも。
- とはいえ大ベテランのトッププロ、リーグ本戦までにどれだけ仕上げてくるか。
- ふ~ど(名古屋OJA BODY STAR)
他にも魅力的な選手がまだまだいます。
ぜひ選手のTwitterや個人配信をみて、応援したい選手を探してみましょう。
もっと知りたい方に
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格ゲーマーにとってのインフラ いつもありがとうございます
以上。
ここまで読んでくださった方のうち一人でも格闘ゲームに興味を持ってもらえたら、大変嬉しいです。
それでは良き観戦ライフを(プレイもね)。