2022年に遊んだゲーム一覧・感想

昨年まで「貫通賞」と銘打ってゲームオブザイヤーを発表していましたが、2022年分については内容的に大手メディアと大差なく、俺がやる意味がなさそうなので実施しません。

2022年に遊んだゲーム(※発売ではない)自体はまとめてあるので、以下に記載します。感想はあったりなかったりですが「感想なし=つまらない」ということでもないです。

タイトル | ハード | 開発元 or 発売元

  • Loop Hero | PC | Four Quarters
  • 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL | Switch | 任天堂
    • ノー金玉VIP GG
  • Vampire Survivors | PC | poncle
  • ELDEN RING | PC | フロム・ソフトウェア
    • 圧倒的に面白いけど思った以上にダークソウル4だった。
  • ワンダーランズ ~タイニー・ティナと魔法の世界 | PC | Gearbox Software
    • ボダランシリーズ最高傑作の感じがありつつもDLCは未着手。
  • 星のカービィ ディスカバリー | Switch | 任天堂
  • ファイアーエムブレム 風花雪月 | Switch | インテリジェントシステムズ
    • 4周目、なしルナでクリア。
  • Core Keeper | PC | Pugstorm
  • Slay the Spire | iOS | Mega Crit Games

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  • DRAINUS | PC | Team Ladybug
  • 百英雄伝 Rising | Switch | 505 Games
    • 胸を張って面白くないと言えるゲームって久々かも。
  • Nevergrind Online | PC | Neverworks Games
    • ダンジョンRPGをオンラインでできるっていう体験が新しい、けど結局ダンジョンってひとりでじっくり潜りたいんだよな。
  • Cloudpunk | Switch | ION LANDS
  • ゼノブレイド3 | Switch | モノリスソフト
    • 超つまらん時間が続いたあとで急に最高に面白くなったりするDV夫のようなゲーム。
  • 月姫 -A piece of blue glass moon- | Switch | TYPE-MOON
    • ———、————————————
  • V Rising | PC | Stunlock Studios
    • この手のゲームの中でひとつ抜けてるような印象。
  • VRChat | PC | VRChat

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この記事を見ると俺はゲームしかしてないんじゃないかと思われるかもしれませんが、大丈夫です。毎日やるべきことをこなし、自己研鑽を積み、そのうえでゲームをしています。なので大丈夫です。

ローグライクで遊びましょう・2022冬「Peglin」「Backpack Hero」「Alina of the Arena」

本記事は文芸同人・ねじれ双角錐群によるアドベントカレンダー企画に参加しています。

貫です。ゲームの話をします!
いつもより元気な感じで記事を書いていきます!

今回は「ローグライク」(ローグライト)と呼ばれるゲームの魅力をみなさんに伝え、いくつかの作品を紹介できればと思います!

そもそもローグライクって?

……? 風がやみ、瘴気が漂ってきました。いきなり怖い話です。なぜなら、人によって解釈が微妙に異なり、おそらく明確な定義がないからです。
場合によっては分断を生んだり、謎めいたおじさんに火を放たれたりすることもありますから、政治や宗教の話と同様、ある程度センシティブなものとして扱った方がいいですね(ところで近年はハクスラとトレハンを混同してるヤツが多いよなあ!?)。

しかし解釈がいろいろあるとはいえ、そのコアとなる要素は共通しているはず。

  • リプレイ性が高いこと(マップやアイテムのランダム生成)
  • パーマデス(ゲームオーバー時に進行をすべて失う)であり、プレイヤー自身の成長を重視していること

「パーマ(ネント)デス」というワードは使いこなせるとなんだか通な感じがしてカッコいいですから覚えておきたいですね。
さて発祥の話までさかのぼるとまたややこしいので省くとして、大まかには上記の要素を満たすものをローグライク(また、要素の一部を持つものをローグライト)と呼んでかまわないでしょう。

ひと昔前であればこと「風来のシレン」をはじめとする、いわゆる不思議のダンジョンを指す言葉だったようにも思えますが、感覚としてここ5年くらいの間でインディーズから様々なゲームが発売され、その解釈が一気に拡がったように感じます。リプレイ性を高めるルール・システムさえ整っていればそこまでの物量を必要とせず、小規模の開発でも比較的つくりやすいというのも関係するでしょうか。

2017年発売の「Slay the Spire」はデッキ構築型ローグライクのはしりとなって多くのフォロワー作品を生み続けていますし、2020年発売の見下ろし型アクションローグライク「Hades」ではこれまで(ローグライクと相性が悪いから?)あまりされてこなかった重厚なストーリーテリングネビュラ賞を受賞。直近では「アークナイツ」や「ニューラルクラウド」といった人気ソーシャルゲームにおいてもローグライク要素が取り入れられるなど、ジャンルとしての勢いがとどまるところを知らない(——あるいは俺がそう思い込んでいる)状態です。

もはや追いきれないほどに日々新作がリリースされていますが、今回はその中でも特に最近話題に挙がることの多い3作を紹介します!

 

「Peglin」

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今年4月にリリースされた「Peglin」(ペグリン)ローグライク・パチンコゲーム。
……ここはけっこう「はい?」と思ってほしいポイントです。そうです、ローグライク・パチンコゲームです。
ちなみにペグリンというのはプレイヤーキャラクターの名前ですが、おそらくパチンコのペグ(釘)とゴブリンをかけたものでしょう。

スクリーンショットのとおり、プレイヤーはパチンコの玉となる「オーブ」を発射します。オーブごとに攻撃力が定められており、攻撃力×盤面のペグにヒットした回数でダメージが計算されます(ダガーは通常攻撃力は1しかありませんが、クリティカル判定となる!マークに当てたときに攻撃力が跳ね上がる、といった具合)。このオーブの手持ちがいわゆる「デッキ」にあたるものであり、オーブを増やしたり、強化したり、あるいは廃棄したりして理想のデッキをつくっていくわけですね。

オーブの効果はさまざま

俺が使っていて面白かったのはマトリォーブカ(マトリョーシカのオーブ)で、ペグにぶつかることで玉が分裂するというもの。

「落下位置にランダムで倍率が付与されるレリック」と組み合わせることで、まさしくパチンコのようにある種のトランス状態に突入、ただただ気持ちよくなる成功体験を享受しました。

そのほか目を引いたのがマップ。
マップ画面自体は昨今のローグライクでおなじみの選択式のものですが、どちらに進むのかはなんとパチンコで決めることになります。盤面の状態にもよりますが、ペグが多くのこっていると玉が予想外の跳ね方をして、行きたいのとは反対の方向に進んでしまうことも……。

真ん中に落ちるとダメージを受ける

このように「オーブの発射方向を定めてクリックするだけ」で楽しめるPeglinですが、お察しのとおり(お察しですよね?)、良くも悪くも「運ゲー」になりやすいという特徴があります。だって……だって、これはパチンコなのだから……。
「"1"のダメージを求めてあらゆる可能性をシミュレーションしたい」というような戦略家タイプの人にはもしかしたら物足りなさがあるかもしれません。ただ、そういう一手のミスが死に直結するゲームは俺も好きですが、そればっかりだと疲れてしまうんですよね。そんなとき、この「Peglin」があなたの脳にやさしく染みわたるはずです。

 

Backpack Hero」

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次に紹介するのはBackpack Hero」(バックパックヒーロー)バックパックの中のアイテムを管理して進むローグライクです。

やった! キャッチーだ!
このかわいいビジュアルと荷物整理というシステム、今回紹介する3作のなかでは最もつかみが強いのではないでしょうか。つかんでます……かなり強くつかんでいるはずです。
しかし、これがなかなかどうして。実際のところ、他のローグライクゲームで培ったセオリーが通用しづらく、理解にだいぶ時間を要するゲームとなっています(俺もまだよくわかっていない)。

戦闘自体はシンプルです。スクリーンショットの例で言えば、木製の剣をクリックすれば1コスト使用して7ダメージを与えることができます。盾なら防御。ここはわかりやすいですね。で、戦闘に勝利するとアイテムを拾えます。当然、全部はバッグに入りません。レベルアップで大きくなっていくバッグ容量と相談しながら、アイテムを入れたり出したり向きを変えたり、試行錯誤して詰め込んでいくことになるわけです。このアイテム整理がおそらく本作のトロの部分でしょう。

これがまたむずかしい!
たとえば兜は一番上に置かないと効果がなかったり、重いアイテムは最下段にしか置けなかったり。あるいは隣に並べて配置しないと効果を発揮しなかったり、逆に離さないとダメだったり。俺自身のガサツな性格もあり(入ればなんでもいいだろうが!)、戦闘のたびにバッグ内を整理する作業がすこし億劫に感じられることも。
でもさ……いるよな、こういうのが大好きなヤツって。……アンタはどう?

呪文をかけられると、ダメージを受けるか呪文をバッグに納めるか選ぶことに。なぜ?

そのほか、キャラクターによってプレイスタイルがガラっと変わりそうなのは好印象。
魔法を主体として戦うカエルだったり、バッグの中でアイテムを回路図のように組んで戦うロボットもいます。どいつもかわいい。

Backpack Hero」はまだ製品版ではなく、アーリーアクセスの状態。翻訳にやや怪しい箇所がありますが、今後改善されていくでしょう。このゲームならではのセオリーを探りつつ、じっくりと遊ぶのが吉と見ました。

 

「Alina of the Arena」

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最後に紹介するのは、10月にリリースされたばかりで俺のイチオシである「Alina of the Arena」(アリーナオブジアリーナ)で、「Slay the SpireとInto the Breachの要素を組み合わせたローグライクデッキ構築戦術ゲーム」であると公式が謳っています。
なにがなにやらかもしれませんが、つまりはよくあるデッキ構築だけでなく、マス目移動によるシミュレーション要素が取り入れられているということ。そういうとなんだかむずかしそうですが、意外にもすんなり理解してのめり込むことができました。

闘技場が舞台。わかりにくいが、周りの黒い影は観客たち

毎ターンカードが配られ、限られたコストのなかで行動を選択していくのはもはやおなじみ。それに加えて本作ならではのシミュレーション要素が面白さに深みを出しています。

ポイントとなるのはやはり移動(イニシアチブ)カード。これを使って、画面上に見えている敵の攻撃範囲から逃れたり、逆に近づいたりしていくわけですが、移動カードを使えるのは各ターンの一番最初のみ。ジャンプ斬りやタックルのように移動をともなう攻撃カードもありますがなかなか引けないので、逃げるか、攻め込むか……押し引きの判断とポジショニングが超重要になります。

突進してくる敵同士をぶつけたり

装備のシステムにも触れておきます。
赤(左手)、青(右手)がそれぞれカードの色と対応しています。たとえば右手に攻撃力+2の剣を装備しているとき、同じストライクカードでも、青いストライクカードであれば4+2ダメージ、赤いストライクカードだと武器攻撃力が乗らず4ダメージになるわけです。
また、武器によっては強力な戦技が使えることも。左右別々の武器を持ったり、両手持ちの武器を使ったり、堅実にいくなら片方は盾にしたり……組み合わせによってはいろいろ悪さもできるのかも。ここの取捨選択はプレイヤーの性格が出そうですね。

両手武器は……いいぞ

闘技場という設定の活かし方もすごく上手い。
なんといっても観客が見たいのは血しぶきですから、アグレッシブに攻め立てると喜んでくれます。

テンションが上がった観客は武器やお金、回復ポーションを投げ入れてくれることも。
この手のゲームって、慣れてくると守りを固めながらちまちまやりがちなんですが、そこでこの「攻めると有利になる」ゲームデザイン……良すぎる。
ガンガン攻めて闘技場を血の海にしてやりましょう。

キャラクターごとのプレイスタイルに差異がすくない点だけが残念ですが、全体的に完成度は高く、このゲームはこれからもっと人気が出てくるのではと睨んでいます。その際にはでかい顔をする予定です。

 

おわりに

今回紹介した3作はいずれも2,000円以下で買うことができ、値段以上に楽しめること間違いありません。楽しめなかったら……まあそういうこともあるわな、すみません。
現状ではSteam(PC)のみでの販売となりますが、ローグライクと携帯機の相性の良さを考えると、今後Switchなどに移植されることも十分にあり得るでしょう。

気軽に遊べて、何度も楽しめて、気が付けば時間が過ぎ去っている……そんなローグライクの沼にあなたもハマってみてはいかがでしょうか。

<おしまい>

 

 

「Peglin」「Backpack Hero」「Alina of the Arena」のバンドルセット。

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そのほかおすすめローグライク情報があればぜひお知らせください。

【小説感想】『まったくドルフィンキックしたもの』※サークル名不詳

文学フリマ東京35(2022/11/20)にて入手した本の感想を書きます。
普段あまりこういった感想を書かないためいつまで続くかわかりませんが、どんなに短い感想でもできるだけ書き手に届いた方が良い循環を生むと思うので。
「あいつあの本を買ってたのに感想書いてない」ということも起き得ますが、そこはご容赦ください。

『まったくドルフィンキックしたもの』サークル名不詳

文学フリマWebカタログによれば「目元付近」というのがサークル名のようですが、ほかにどこで名乗っているわけでもないので不詳としています

 
Virus菌「落ちる独身」

無機質で曖昧、意味があるようでなさそうな文章が続いて不安になっているところ、ラストシーンでしっかりピントが合う(が、しかし……)という感覚が良かった。結局全体がいまいち掴めていないけど、たぶんそれでいいんだと思う。最後の「うぬぼれた~」の表現がキマってました。

JET「アルトル・トーカンヤ」

急にジュブナイル小説っぽいのが来た(かぐや姫だ)ので、まず前の作品からの振れ幅という点で良かった。島・閉塞感・転校生の女の子、何も起きないはずがなく……。
小説のお作法的なところが若干気になってしまったけど、話自体は非常にきれいにまとまっていて読後感も良い。月の人たちへの申し立てのシーンがうるさいしうさん臭くて楽しかった。エイリアンは1が好きです。

城戸「愛している、ずっと、心から」

「PENIS/PENIS」て。
しかし文章のリズム感がとても良いので読んでいて気持ちがいいし、オカルト(サスペンス)とおふざけのバランス感も好みです。偏愛の話ですね。偏愛はね、いいですよね……。最後に残された佐川からのメッセージにもグッときました(あの内容なのに?)。

sudo「ひたむきな回帰」

こっちもペニスペニスうるせー!
基本ず~っとふざけたことが書いてあるんだけど、文章力が抜けて高く、教養を感じさせさえするのがニクい。「侍が血判状を一人で勝手に全員分書いているような」といった独特な表現も面白かった。後半のSF展開も、あるあるをペニスでずらしているのがお見事。石瀬さんみたいな女性は、好きですよね……。

その他

風見2さんによる表紙・裏表紙がたいへんかわいく、手に持ってうれしくなるような本。普段おそらくライター?とか小説ではないところをメインとして活動している方たちで(違ったらすみません)、小説の文章作法がどうとかはあるんですが、まあそんなことはどうでもいいっちゃどうでもよくて、どの作品もシンプルに起こっている出来事が面白くてパワーがあるのが見事でした。これSF島で出してもよかったのでは?
次作も楽しみにしています、ありがとうございました。

【Slay the Spire】A20H(アセンション20心臓)攻略tips

デッキ構築型ローグライク「Slay the Spire」(スレイザスパイア)の最高難易度であるA20H(アセンション/登塔レベル20心臓)を全キャラでクリアしました。
クリアにあたって採用した戦術やカードの取捨選択、意識したことを記録しておきます。

前提
・「1回クリアできればいい」という考えでプレイしたので「クリア率を安定させる」目的には向かない内容になります。
・主にiOS版でプレイしましたが、記事中ではPC版とその他バージョンの翻訳が混在している場合があります。

全キャラクター共通

  • ネオーのボーナス
    • 「最初の3回の戦闘で、敵のHPを1にする」固定。
      • 本当なら「1枚変化」や「ランダムレリック1個」が望ましいけど、何度も挑戦するなら序盤ラクをしたくなるよね……。
    • イベントやショップを踏みつつ、3回目の戦闘までにエリートを倒したい。強化エリートを踏めるとかなりおいしい。
  • ショップ
    • ストライクを優先的に削除。邪魔なので。
    • ただしお金がないときにショップを踏み、キーになるカードやレリックが置かれていると激寒なので注意。
      • レリックでいうと特に丸薬や医療キットあたり。
  • ボスレリック
    • まずエナジーを4にしたい。5はあればうれしいけど、別になくてもいい。
      • 許容できるデメリットはキャラやプレイスタイルによって違ってくるが、自分の場合はベルベットチョーカー、次点でコーヒードリッパーか賢者の石を選ぶことが多かった。どうしてもというときはししおどしで。

アイアンクラッド

  • 概評
    • やや簡単。
    • 初期カードがほとんどゴミなので早めに火力の確保が必要。
    • 攻撃面はいろんなパターンがある(=どうとでもなる)が、防御面についてはセカンドウィンドかやせ我慢のどちらか、あるいは両方がないとジリ貧になる。
      • 堕落シナジーが有名だが自分にはむずかしかった。
  • クリア時の戦略
    • 状態異常軸。状態異常カードを作って、引いて、廃棄しているうちに敵が死ぬ。
      • ドロー(安定性)、攻撃、防御すべてにシナジーがあり隙が無いように思える。
      • キーカードがやや多いのと、準備に時間がかかるのが難点か。

youtu.be

  • 強かったカード
    • アッパーカット
      • アップグレード後は2コストで13点+脱力2+弱体2。強い!
      • どんなデッキに入れても腐らないのでとりあえずで取ってよさそう。
    • やせ我慢
      • 1コスト20ブロック。負傷2枚が山札ではなく手札にできるのもえらいポイントで、廃棄手段があれば実質デメリットなしになるどころか、状態異常軸ではシナジーがビンビンになる。
      • でもクリアしたときは引けてないな……。
    • バトルトランス or 供物
      • ドロー手段。複数枚取ってもいい。
      • バトルトランスは使う順番に注意、供物はなんとなくで使うと地味にHPが削られていくので注意。
    • 進化
      • 取れ!

サイレント

  • 概評
    • 一番むずかしい。
    • 大きく分けて毒軸かナイフ軸を選ぶことになる。毒はまとまったダメージを出せるようになるまでに時間がかかるので、ナイフでいくことが多かった。
      • ナイフ軸(=手数が多い)だと3層ボスがタイムイーターだったときにキツくなるが、まあ意外となんとかなる。
    • とにかく防御手段を確保するのに苦労する。攻防一体の外套や、アタック3回使用ごとに敏捷を積めるクナイのレリックがあると一気に戦いやすくなる。
      • クナイがなかなか引けないときはフットワークで。
  • クリア時の戦略
    • ということでナイフ+クナイに、1層ボスレリックのアストロラーベでたまたま変化した猛毒仕込みを添えたかたち。
      • 防御は外套頼り。ボス戦ではいい感じのタイミングで幽体化。事故防止のために用意周到を入れたが結局ほとんど使わなかった。
      • レリックの引きがだいぶ良いとはいえ、よくこれで勝てたな。

www.youtube.com ※動画は無音

  • 強かったカード
    • 剣の舞
      • 1コストで12点攻撃。2層の鳥どもにも相性〇。
      • タイムイーターには注意。
    • 五月雨ダガー or ダイ、ダイ、ダイ!(or フルアタック)
      • 全体攻撃手段として1枚は持っておくと道中安定度が増す。
    • 幽体化
      • 最優先でアップグレードしたい(先述のクリア時はなぜかしていない)。
      • 敏捷性が減っていくので、数ターン内で確実に敵を倒しきれる算段がついたときだけ使うこと。
      • これを用意周到で保留しておくのが強いんだと思う。

ディフェクト

  • 概評
    • むずかしい。
    • どのカードを取ればいいのかいまいちよくわからないので、取捨選択という意味ではサイレントよりむずかしかった。
      • 集中力をいかに高めるか、を軸に考えればいいんだと思う。そりゃそうか。
    • 防御の面ではけっこう優秀なカードが揃っている印象。
  • クリア時の戦略
    • 軸という軸もないが、偏向認識で集中力を稼ぎ、丸薬でデバフを消す。ダメ押しでコンデンサデフラグを積めるとなお良し。
    • 充電などで耐えることが多くなる性質上、アイスクリームの恩恵を一番受けやすいのはディフェクトなのでは。
    • 終盤にルーニックコンデンサを引けたのも大きい。ショップで見かけたら多少無理をしてでも買いたいところ。


※クリア時の動画が残っていませんでした

  • 強かったカード
    • 電気力学
      • ライトニングが全体攻撃に。
      • これがないと集団戦(特にあのむかつく鳥だよ)でなすすべなくやられることが多い。
    • 偏向認識
      • 使いどころを間違えなければ強い系筆頭。
    • 氷河
      • 2コスト10ブロック+2フロスト生成という驚きの安心感。
      • オーブスロットを埋める/押し出すのにも便利。

ウォッチャー

  • 概評
    • かなり簡単。
    • とりあえず圧縮しながら試行回数を重ねましょう。
  • クリア時の戦略
    • 圧縮しましょう。


※クリア時の動画が残っていませんでした

  • 強かったカード(上の画像以外に取るなら)
    • 精神要塞
      • スタンス移行ごとにブロックをもらえるので安定度が増す。
    • ラグナロク
      • めちゃくちゃしてやりたい気分のときに。

以上。

スレイザスパイアをクリアすることで睡眠時間の確保が容易になり、結果として生活全体の質が向上しました。
この記事がすこしでも誰かの助けになることを願っています。

貫通賞2021(ゲームオブザイヤー)

2021年にnoteに投稿した記事を一部加筆・修正して再掲しています

貫通賞とは、俺が2021年に遊んだ(※ 発売ではない)中でもっとも面白かったゲームに与えられるたいへん権威ある賞のことで、世に数多ある賞の中でも特に格式高いものです。

過去の受賞作はこちら。

100nenmae.hateblo.jp

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ハードの選択。
昨年まで毎日のように起動していたPS4をあまり遊ばなくなりました。基本的にはSwitch、マシンスペックや回線がプレイに影響するようなタイトルはPCという選びかたになっています。

今回は、ある程度の時間遊んだ作品にひとこと感想を記載していきます。プレイした順。
ハード名を記載しているのは、ハードによって体験が変わることもあり得るからです。

 


バイオハザード リベレーションズ2(Switch)

バイオハザードハクスラ。1マップ10分程度、探索や謎解きはなくひたすらゾンビを倒していく。キモくはあるが、ホラー要素はほぼなし。キモいものを滅ぼすのは本能的に気持ち良い。
ハクスラというかトレハン要素(混ざりがちだね)として「ステージをクリアして強い武器を拾って装備を更新する」というサイクルがあるが、その回りが若干遅くて地味に感じた。運やプレイングの問題はあるかもしれない。
定価が安めなので値段分は十分に楽しめた。

ボーダーランズ(Switch)

バイオリベからの流れでハクスラシューターRPG。2と3はクリア済。
世界観がバカだし頭をからっぽにしてプレイできる類の楽しさがあるが、2, 3をプレイしたあとだと、武器やスキルのバリエーションにもの足りなさがあった。

デス・ストランディング(PC)

荷物を運んで人々を繋ぐゲーム。かっこいい男が(そしてプレイヤーが)さまざまなストレスに耐えながら大陸を歩いて回る。
小島監督のゲームは「ムービーゲー」と揶揄されがちで、実際本作もカットシーン盛り盛り。言ってしまえばただ歩くだけのゲーム性も相まって、人によってはかなり退屈な作品かもしれないが、長尺のカットシーンに耐えうるだけの強度が物語・世界観にあるのは確か。特にSF世界観の説明として過不足のないプロローグは見事で、一気にひき込まれた。

おばさん顔で写真を撮るのにハマった

モンスターハンターライズ(Switch)

やらなくてもいいんだけどやってしまうぜ。

ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S (Switch)

二週目なので2Dモードでプレイしたらサクサクでよかった。モンスターのドットがSFC時代並みに動けばもっとよかったけど、さすがにそこまでの労力は割けないか。

グノーシア(PSvita

人狼ベースのテキストADV。でもロジカルに人狼をやりたい人向けではない。いまや色々なハードに移植されているが、数年前にPSvitaで買ってあったものをようやく消化したかたち。
人狼ゲーム(シミュレーション)を繰り返す中で徐々にキャラクター・ストーリーが掘り下げられていき、ゲームシステム自体がストーリーの中で機能を果たしているのがきれいだった。

ロケットリーグ(PC)

車サッカー。決闘に二度も敗北した俺は、もはやなにを語ることも許されない。

GUILTY GEAR STRIVE(PS4

ギルティシリーズはゲーセンで数回触ったことがある程度。
シンプル化されたシステムと、ロールバックネットコードによるオンライン対戦の遅延の少なさがめちゃくちゃ好印象。ためしに北米サーバーに潜ってみたところ、他の格ゲーだとまったく試合にならないのに対し、「たまにラグいかな?」程度の感覚で対戦できた。格ゲーは対戦人口がすべてといっても過言ではないので、これはすごいこと。
中段・下段の択と当身という、友達を失くしかねないクソ下品なハメプレイでけっこう勝てた。楽しい。

ドラゴンクエストビルダーズ2(Switch)

ドラクエ版マインクラフト。
俺はサンドボックスゲーム(に限らず自由度の高すぎるゲーム)で目標を立てられずにすぐやめてしまいがちなんだけど、本作はドラクエらしいストーリーに沿ってすこしずつ目標を設定してくれるので、ダレずに最後までプレイすることができた。というか夢中になった。徐々に町が発展していくのがほんとうに楽しくてやめどきがわからなかった。
キャラクターもかわいいし万人におすすめできるゲーム。

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リーグ・オブ・レジェンド(PC)

世界で一番プレイされているオンラインPCゲームなのでさすがに面白いだろうけどいまさらはじめるのもね、と長年思っていたが、意を決して手を出した。
このゲームどうこうではなく、MOBAというジャンルの性質上どうしようもないのかもしれないが、勝っているときはもう震えるくらいに気持ちがよく、そして負けているときはクソの気分。とにかく時間の無駄で、自分の毛穴の数でもかぞえている方がマシに思えてくる。
同じくらいのモチベーションで固定チームを組めるフレンドがいればまた違ったかもしれないが、やはり初心者がソロで潜り続けるのは苦行、いったん距離を置いている状態。またチャレンジしたい気持ちはある。

ポケモンユナイト(Switch)

ポケモンLoL。こちらは相当とっつき易く作られており、よーいドンのスタートということもあってソロでマスターランクまで到達できた。
ただ最終的には上記LoLと同じような心持ち。

Hades(Switch)

ギリシャ神話をベースにしたローグライク見下ろし型アクション。
ローグライクなので当然ゲームオーバーのたびに一からやり直しになるが、パーマネントのキャラクター強化の要素もそれなりに大きく、周回ごとに奥へ進めるようになっていく。アクションがきびきびしているのでストレスなく動かせるし、武器とスキルのシナジーを考えるのが楽しい。
ワンプレイがけっこう重ためなのもあって、PC版発売当初はいまいちハマりきれなかったが、Switch版が出て気軽にプレイできるようになったことで化けた印象。
プレイヤーに不利な条件を付与して報酬を得る高難度モードも解放されたので、折を見てまたプレイしていきたい。

ディアブロ2(Switch)

こんなものを商品として世に出したことを恥ずかしく思えよ。

テイルズ オブ ヴェスペリア(Switch)

急にLMBS(リニアモーションバトルシステム)が恋しくなったので未プレイのテイルズを。最後にプレイしたテイルズがジアビスなので15年ぶりくらいか。
当時は思わなかったはずだけど、自キャラクターと敵が一本線(リニア)で繋がれているのが操作していてちょっと不気味さがあった。モーションもどこかもっさりしている。2008年のゲーム(のリマスター)にそんなこと言ってもしょうがないんだけど。
ストーリーはもう、テイルズとしか言いようのないテイルズ具合で、それを求めていたので満足。

ダンジョンエンカウンターズ(Switch)

ストーリーも演出も最大限にそぎ落としたダンジョン探索RPG。そぎ落としすぎて探索とご褒美が見合っていないように感じ、途中でリタイアしてしまったけど、ハマる人がいるのも納得できる内容。
インディーズではなく大手からこういう攻めたゲームが出るのは面白かった。

Back 4 Blood(PC)

Left 4 Deadの血を引くゾンビCo-opシューター。
ひたすらゾンビを撃ったり殴ったりしてステージをクリアしていくが、プレイングによって「AI Director」がゲーム難易度を自動的に変更してくれる。シンプルにゾンビの数が増えたり、ゾンビがアーマーを着るようになったり。
リプレイ性を高める手段としてこれは面白いんだけど調整がちょっと極端で、パーティーメンバーと意思疎通が取れないと一気にクリアが困難になったりする。このバランス調整もあり、結果的にワンプレイが重たくなりがちでゲームのコンセプトとアンマッチなんじゃないかと感じてしまった。
一緒にプレイするフレンドがいるならおすすめ。いまはアップデートでゲームバランスにも手が入ったらしい。

メトロイド ドレッド (Switch)

2Dメトロイドの完全新作。とはいってもプレイしたことがあるのはSFCスーパーメトロイドくらい。
実はメトロイドヴァニアというジャンルがあまり得意ではなく、これまでにいくつか遊んだものの、どれも中盤あたりで探索に疲れてリタイアしてしまうことが多かった(結局俺はキャラクターの成長が数値で目に見えるのが好きなんだと思う)。
しかし本作はクリアまで息切れすることなく一気に遊ぶことができた。
さすがジャンル名のもとになっているだけのことあってか、マップ構成とレベルデザインがとにかく入念。特定エリアで出現し、追いかけてくる倒せない敵も探索のいいメリハリになっていた。怖すぎる!
終盤に近づくほどボス戦も楽しい。こんなの倒せるわけないだろ、と初見で感じたボスも繰り返すうちにノーダメージで倒せるようになっていたりする。そういう体験で言えばSEKIROにも近いかも。
3Dメトロイドまでのお茶濁しと思いきやとんだ傑作。

Inscryption(PC)

デッキ構築型のローグライト。
ゲーム性だけ見たら決して手放しに絶賛できるものでもないと思うけど、体験として唯一無二。おすすめ。

真・女神転生V (Switch)

2017年のSwitch発表プレゼンテーションが初報。本作のためにSwitchを買ったが結局5年近く待たされることになった。そこを含めると厳しめの評価で不満点もけっこう挙げられるんだけど、戦闘バランスがよく、悪魔がフィールドを動き回っているのもかわいくて全体的に見ればだいぶ満足。演出含めて合体もやっぱり楽しい。
特にやり玉に上げられているように見えるマップ・探索のストレスについては、まあたしかに俺もネガティブめな印象なんだけど、マス目型のダンジョンRPGを3D空間に表現しようとするとこういう感じになるのかという発見もあった。
ハードモードにしていたからか常に気を張っていて疲れてしまった部分もあるので、気が向いたら難易度を落として周回したい。

ドラゴンクエストけしケシ!(スマホ

ドラゴンクエストけしケシ……?

It takes two(PS4

二人協力プレイ専用のアクションアドベンチャー
離婚寸前の男女をそれぞれ操作してステージを進めていくが、どのステージでもアクションが変化するので、ずっと新しい体験を楽しめる。難易度も適切で、協力しなければクリアはできないんだけど、協力を強いられることによるストレスは一切感じなかった。両者ともゲーム慣れしていない場合はまた違ってきそうだけど。
2021年ゲームオブザイヤー最多受賞も納得、終始丁寧で隙がない出来。おすすめ。

ファイナルファンタジーXIV(PC)

14。MMORPGは生活が犠牲になりがちなので手を出したくなかったが、毎日のように良い評判が流れてくるのでいよいよ。
現在パッケージ5本相当まで出ているうち、はじめの1本をクリアしたところ。いやー面白い。最新のコンテンツに追いつこうと思ったら大変かもしれないけど、ソロでのんびりプレイするぶんにはいつはじめても問題ないゲーム。
キャラクターがかわいいし、世界観、BGMもいい。マルチプレイ専用コンテンツの自動マッチングも快適。序盤のストーリーは正直退屈だったが、後半にかけて盛り返した印象。
以降、むしろストーリーがすばらしいとの話をよく耳にするのでこれから楽しみ。一緒に遊んでくれる人がいたらぜひ。

ナイトになった俺です

ストリートファイターV(PC)

2016年2月の発売から断続的にプレイしているが、とうとう最後のキャラクターの実装が終わってひと区切りついたので触れておく。
プレイしていない期間も多かったとはいえ、6年近く同じゲームで遊び続けているのはすごいことだと思う。格ゲーはもう終わったとよく言われるが、内側にいる身としてはどんどん広がっているように感じる(が、FPS系の配信をたまに観て視聴者数の差に愕然とする)。
最後のキャラクターであるルークは「ストリートファイターユニバースの未来を担う」とされており、次回作の主人公あるいはライバルポジションだと言われている。
このルークのちょっと面白いのが、必殺技のボタンをタメる(長押しする)ことで技の性能が変化するところ。
要はこれまで「弱波動拳、中波動拳、強波動拳」と使い分けていたのが、「弱波動拳(タメ有/無)、中波動拳(タメ有/無)、強波動拳(タメ有/無)」というような具合に、コマンド入力に奥行きが追加された。
タメたときだけ繋がるコンボがあったり、逆にタメすぎると繋がらなくなったり。ここが練習しがいがあって面白い。
ウオー面白い! だけどこれってもしかして、シンプル化して新規プレイヤーを取り入れようとする格ゲー界の流れに反してます? ウオー!!
新規層に向けたシンプル化と、既存層も満足できる練習必須のやり込み要素。このあたりの折り合いをどうつけていくのか、次回作に期待。


以上、23作の感想でした。
2021年始は、あんまり大作が出ないなーとか思っていたけど、結果として多くのゲームに触れられてたいへん満足です。

貫通賞 受賞作

『デス・ストランディングに決定しました。おめでとうございます!

ちょうどディレクターズカットのPC版がこの春発売されることが発表されました。
フォトモード」「ハイフレームレート対応」「ウルトラワイドモニター対応」とのこと。没入感がなにより大事なゲームなので、ゲーミングPCを持っていて未プレイの方はこの機会にぜひプレイしてみてください。
ちなみに次点は『メトロイド ドレッド』、『Hades』あたりでした。

2022年はなにを置いてもまず『エルデンリング』。サイバーパンクバーテンダーADVの続編『N1RV Ann-A』もそろそろ続報があるんじゃないかと期待しています。そういえばVR環境も整ったので、うわさの『Half-Life: Alyx』もチェックしないと。

この記事を見ると俺はゲームしかしてないんじゃないかと思われるかもしれませんが、大丈夫です。
毎日やるべきことをこなし、自己研鑽を積み、そのうえでゲームをしています。なので大丈夫です。

日記(2022.09.14)

  • すこし前になるが、瀬戸内海や淡路島を三泊四日で回ってきた。三年ごとに開催されている瀬戸内国際芸術祭が目的。正直なところアートはあまりわからないが、毎日宿を変えて島を渡り歩く体験はなかなかできないので満足度は高い。フェリーの欠航によりしかたなく海上タクシーを利用したが、もはや移動手段というよりアクティビティだった。おすすめ。
  • 母親の肺がんが発覚。幸いにもステージ1とのことで、転移などもなく無事に除去手術が完了(再発予防の治療は続くようだ……)。昨年、母親の死が怖くて狂ってしまう短編を書いただけにいろいろと考えてしまうところがあった。そんな暗い話を書くな。健康診断はちゃんと受けましょう。

    無花果の断面 ... - ねじれ双角錐群

    04 「分散する風景」 小林貫
    いずれ訪れる母の死を想像して夜泣きしたわたしは、代替母の死をもって心を慣らすことに思い当たる。三十代も半ばに差しかかり黒ぐろ冴えわたる不安の底に、不可抗に沈んでいく。
  • ということで今年も秋の文学フリマに向けて短編を執筆中。現在6,000字程度。暗くないしおもしろい気がする。おもしろいよな……?
  • ストリートファイター6』に続いて『鉄拳8』も発表。それぞれ前作(現行タイトル)が発売したときe-sports周りはまだ整備段階といった感じで、いまほどの勢いやお金の流れはなかったと記憶しているが、ある程度業界が育ってきたいまの状態での新作発売、どれくらい盛り上がるのか楽しみだ。
  • それはそれとして『スプラトゥーン3』が面白い。1, 2をそんなに多く遊んだわけでもないけど、細かい部分のストレス(ニュースのスキップやマッチング待機など)が解消されているのが大きい気がする。格ゲーというストレス負荷テストに耐え続けている甲斐あり、このゲームでイライラすることは少なそうです。