貫通賞2021(ゲームオブザイヤー)

2021年にnoteに投稿した記事を一部加筆・修正して再掲しています

貫通賞とは、俺が2021年に遊んだ(※ 発売ではない)中でもっとも面白かったゲームに与えられるたいへん権威ある賞のことで、世に数多ある賞の中でも特に格式高いものです。

過去の受賞作はこちら。

100nenmae.hateblo.jp

100nenmae.hateblo.jp

ハードの選択。
昨年まで毎日のように起動していたPS4をあまり遊ばなくなりました。基本的にはSwitch、マシンスペックや回線がプレイに影響するようなタイトルはPCという選びかたになっています。

今回は、ある程度の時間遊んだ作品にひとこと感想を記載していきます。プレイした順。
ハード名を記載しているのは、ハードによって体験が変わることもあり得るからです。

 


バイオハザード リベレーションズ2(Switch)

バイオハザードハクスラ。1マップ10分程度、探索や謎解きはなくひたすらゾンビを倒していく。キモくはあるが、ホラー要素はほぼなし。キモいものを滅ぼすのは本能的に気持ち良い。
ハクスラというかトレハン要素(混ざりがちだね)として「ステージをクリアして強い武器を拾って装備を更新する」というサイクルがあるが、その回りが若干遅くて地味に感じた。運やプレイングの問題はあるかもしれない。
定価が安めなので値段分は十分に楽しめた。

ボーダーランズ(Switch)

バイオリベからの流れでハクスラシューターRPG。2と3はクリア済。
世界観がバカだし頭をからっぽにしてプレイできる類の楽しさがあるが、2, 3をプレイしたあとだと、武器やスキルのバリエーションにもの足りなさがあった。

デス・ストランディング(PC)

荷物を運んで人々を繋ぐゲーム。かっこいい男が(そしてプレイヤーが)さまざまなストレスに耐えながら大陸を歩いて回る。
小島監督のゲームは「ムービーゲー」と揶揄されがちで、実際本作もカットシーン盛り盛り。言ってしまえばただ歩くだけのゲーム性も相まって、人によってはかなり退屈な作品かもしれないが、長尺のカットシーンに耐えうるだけの強度が物語・世界観にあるのは確か。特にSF世界観の説明として過不足のないプロローグは見事で、一気にひき込まれた。

おばさん顔で写真を撮るのにハマった

モンスターハンターライズ(Switch)

やらなくてもいいんだけどやってしまうぜ。

ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S (Switch)

二週目なので2Dモードでプレイしたらサクサクでよかった。モンスターのドットがSFC時代並みに動けばもっとよかったけど、さすがにそこまでの労力は割けないか。

グノーシア(PSvita

人狼ベースのテキストADV。でもロジカルに人狼をやりたい人向けではない。いまや色々なハードに移植されているが、数年前にPSvitaで買ってあったものをようやく消化したかたち。
人狼ゲーム(シミュレーション)を繰り返す中で徐々にキャラクター・ストーリーが掘り下げられていき、ゲームシステム自体がストーリーの中で機能を果たしているのがきれいだった。

ロケットリーグ(PC)

車サッカー。決闘に二度も敗北した俺は、もはやなにを語ることも許されない。

GUILTY GEAR STRIVE(PS4

ギルティシリーズはゲーセンで数回触ったことがある程度。
シンプル化されたシステムと、ロールバックネットコードによるオンライン対戦の遅延の少なさがめちゃくちゃ好印象。ためしに北米サーバーに潜ってみたところ、他の格ゲーだとまったく試合にならないのに対し、「たまにラグいかな?」程度の感覚で対戦できた。格ゲーは対戦人口がすべてといっても過言ではないので、これはすごいこと。
中段・下段の択と当身という、友達を失くしかねないクソ下品なハメプレイでけっこう勝てた。楽しい。

ドラゴンクエストビルダーズ2(Switch)

ドラクエ版マインクラフト。
俺はサンドボックスゲーム(に限らず自由度の高すぎるゲーム)で目標を立てられずにすぐやめてしまいがちなんだけど、本作はドラクエらしいストーリーに沿ってすこしずつ目標を設定してくれるので、ダレずに最後までプレイすることができた。というか夢中になった。徐々に町が発展していくのがほんとうに楽しくてやめどきがわからなかった。
キャラクターもかわいいし万人におすすめできるゲーム。

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リーグ・オブ・レジェンド(PC)

世界で一番プレイされているオンラインPCゲームなのでさすがに面白いだろうけどいまさらはじめるのもね、と長年思っていたが、意を決して手を出した。
このゲームどうこうではなく、MOBAというジャンルの性質上どうしようもないのかもしれないが、勝っているときはもう震えるくらいに気持ちがよく、そして負けているときはクソの気分。とにかく時間の無駄で、自分の毛穴の数でもかぞえている方がマシに思えてくる。
同じくらいのモチベーションで固定チームを組めるフレンドがいればまた違ったかもしれないが、やはり初心者がソロで潜り続けるのは苦行、いったん距離を置いている状態。またチャレンジしたい気持ちはある。

ポケモンユナイト(Switch)

ポケモンLoL。こちらは相当とっつき易く作られており、よーいドンのスタートということもあってソロでマスターランクまで到達できた。
ただ最終的には上記LoLと同じような心持ち。

Hades(Switch)

ギリシャ神話をベースにしたローグライク見下ろし型アクション。
ローグライクなので当然ゲームオーバーのたびに一からやり直しになるが、パーマネントのキャラクター強化の要素もそれなりに大きく、周回ごとに奥へ進めるようになっていく。アクションがきびきびしているのでストレスなく動かせるし、武器とスキルのシナジーを考えるのが楽しい。
ワンプレイがけっこう重ためなのもあって、PC版発売当初はいまいちハマりきれなかったが、Switch版が出て気軽にプレイできるようになったことで化けた印象。
プレイヤーに不利な条件を付与して報酬を得る高難度モードも解放されたので、折を見てまたプレイしていきたい。

ディアブロ2(Switch)

こんなものを商品として世に出したことを恥ずかしく思えよ。

テイルズ オブ ヴェスペリア(Switch)

急にLMBS(リニアモーションバトルシステム)が恋しくなったので未プレイのテイルズを。最後にプレイしたテイルズがジアビスなので15年ぶりくらいか。
当時は思わなかったはずだけど、自キャラクターと敵が一本線(リニア)で繋がれているのが操作していてちょっと不気味さがあった。モーションもどこかもっさりしている。2008年のゲーム(のリマスター)にそんなこと言ってもしょうがないんだけど。
ストーリーはもう、テイルズとしか言いようのないテイルズ具合で、それを求めていたので満足。

ダンジョンエンカウンターズ(Switch)

ストーリーも演出も最大限にそぎ落としたダンジョン探索RPG。そぎ落としすぎて探索とご褒美が見合っていないように感じ、途中でリタイアしてしまったけど、ハマる人がいるのも納得できる内容。
インディーズではなく大手からこういう攻めたゲームが出るのは面白かった。

Back 4 Blood(PC)

Left 4 Deadの血を引くゾンビCo-opシューター。
ひたすらゾンビを撃ったり殴ったりしてステージをクリアしていくが、プレイングによって「AI Director」がゲーム難易度を自動的に変更してくれる。シンプルにゾンビの数が増えたり、ゾンビがアーマーを着るようになったり。
リプレイ性を高める手段としてこれは面白いんだけど調整がちょっと極端で、パーティーメンバーと意思疎通が取れないと一気にクリアが困難になったりする。このバランス調整もあり、結果的にワンプレイが重たくなりがちでゲームのコンセプトとアンマッチなんじゃないかと感じてしまった。
一緒にプレイするフレンドがいるならおすすめ。いまはアップデートでゲームバランスにも手が入ったらしい。

メトロイド ドレッド (Switch)

2Dメトロイドの完全新作。とはいってもプレイしたことがあるのはSFCスーパーメトロイドくらい。
実はメトロイドヴァニアというジャンルがあまり得意ではなく、これまでにいくつか遊んだものの、どれも中盤あたりで探索に疲れてリタイアしてしまうことが多かった(結局俺はキャラクターの成長が数値で目に見えるのが好きなんだと思う)。
しかし本作はクリアまで息切れすることなく一気に遊ぶことができた。
さすがジャンル名のもとになっているだけのことあってか、マップ構成とレベルデザインがとにかく入念。特定エリアで出現し、追いかけてくる倒せない敵も探索のいいメリハリになっていた。怖すぎる!
終盤に近づくほどボス戦も楽しい。こんなの倒せるわけないだろ、と初見で感じたボスも繰り返すうちにノーダメージで倒せるようになっていたりする。そういう体験で言えばSEKIROにも近いかも。
3Dメトロイドまでのお茶濁しと思いきやとんだ傑作。

Inscryption(PC)

デッキ構築型のローグライト。
ゲーム性だけ見たら決して手放しに絶賛できるものでもないと思うけど、体験として唯一無二。おすすめ。

真・女神転生V (Switch)

2017年のSwitch発表プレゼンテーションが初報。本作のためにSwitchを買ったが結局5年近く待たされることになった。そこを含めると厳しめの評価で不満点もけっこう挙げられるんだけど、戦闘バランスがよく、悪魔がフィールドを動き回っているのもかわいくて全体的に見ればだいぶ満足。演出含めて合体もやっぱり楽しい。
特にやり玉に上げられているように見えるマップ・探索のストレスについては、まあたしかに俺もネガティブめな印象なんだけど、マス目型のダンジョンRPGを3D空間に表現しようとするとこういう感じになるのかという発見もあった。
ハードモードにしていたからか常に気を張っていて疲れてしまった部分もあるので、気が向いたら難易度を落として周回したい。

ドラゴンクエストけしケシ!(スマホ

ドラゴンクエストけしケシ……?

It takes two(PS4

二人協力プレイ専用のアクションアドベンチャー
離婚寸前の男女をそれぞれ操作してステージを進めていくが、どのステージでもアクションが変化するので、ずっと新しい体験を楽しめる。難易度も適切で、協力しなければクリアはできないんだけど、協力を強いられることによるストレスは一切感じなかった。両者ともゲーム慣れしていない場合はまた違ってきそうだけど。
2021年ゲームオブザイヤー最多受賞も納得、終始丁寧で隙がない出来。おすすめ。

ファイナルファンタジーXIV(PC)

14。MMORPGは生活が犠牲になりがちなので手を出したくなかったが、毎日のように良い評判が流れてくるのでいよいよ。
現在パッケージ5本相当まで出ているうち、はじめの1本をクリアしたところ。いやー面白い。最新のコンテンツに追いつこうと思ったら大変かもしれないけど、ソロでのんびりプレイするぶんにはいつはじめても問題ないゲーム。
キャラクターがかわいいし、世界観、BGMもいい。マルチプレイ専用コンテンツの自動マッチングも快適。序盤のストーリーは正直退屈だったが、後半にかけて盛り返した印象。
以降、むしろストーリーがすばらしいとの話をよく耳にするのでこれから楽しみ。一緒に遊んでくれる人がいたらぜひ。

ナイトになった俺です

ストリートファイターV(PC)

2016年2月の発売から断続的にプレイしているが、とうとう最後のキャラクターの実装が終わってひと区切りついたので触れておく。
プレイしていない期間も多かったとはいえ、6年近く同じゲームで遊び続けているのはすごいことだと思う。格ゲーはもう終わったとよく言われるが、内側にいる身としてはどんどん広がっているように感じる(が、FPS系の配信をたまに観て視聴者数の差に愕然とする)。
最後のキャラクターであるルークは「ストリートファイターユニバースの未来を担う」とされており、次回作の主人公あるいはライバルポジションだと言われている。
このルークのちょっと面白いのが、必殺技のボタンをタメる(長押しする)ことで技の性能が変化するところ。
要はこれまで「弱波動拳、中波動拳、強波動拳」と使い分けていたのが、「弱波動拳(タメ有/無)、中波動拳(タメ有/無)、強波動拳(タメ有/無)」というような具合に、コマンド入力に奥行きが追加された。
タメたときだけ繋がるコンボがあったり、逆にタメすぎると繋がらなくなったり。ここが練習しがいがあって面白い。
ウオー面白い! だけどこれってもしかして、シンプル化して新規プレイヤーを取り入れようとする格ゲー界の流れに反してます? ウオー!!
新規層に向けたシンプル化と、既存層も満足できる練習必須のやり込み要素。このあたりの折り合いをどうつけていくのか、次回作に期待。


以上、23作の感想でした。
2021年始は、あんまり大作が出ないなーとか思っていたけど、結果として多くのゲームに触れられてたいへん満足です。

貫通賞 受賞作

『デス・ストランディングに決定しました。おめでとうございます!

ちょうどディレクターズカットのPC版がこの春発売されることが発表されました。
フォトモード」「ハイフレームレート対応」「ウルトラワイドモニター対応」とのこと。没入感がなにより大事なゲームなので、ゲーミングPCを持っていて未プレイの方はこの機会にぜひプレイしてみてください。
ちなみに次点は『メトロイド ドレッド』、『Hades』あたりでした。

2022年はなにを置いてもまず『エルデンリング』。サイバーパンクバーテンダーADVの続編『N1RV Ann-A』もそろそろ続報があるんじゃないかと期待しています。そういえばVR環境も整ったので、うわさの『Half-Life: Alyx』もチェックしないと。

この記事を見ると俺はゲームしかしてないんじゃないかと思われるかもしれませんが、大丈夫です。
毎日やるべきことをこなし、自己研鑽を積み、そのうえでゲームをしています。なので大丈夫です。

日記(2022.09.14)

  • すこし前になるが、瀬戸内海や淡路島を三泊四日で回ってきた。三年ごとに開催されている瀬戸内国際芸術祭が目的。正直なところアートはあまりわからないが、毎日宿を変えて島を渡り歩く体験はなかなかできないので満足度は高い。フェリーの欠航によりしかたなく海上タクシーを利用したが、もはや移動手段というよりアクティビティだった。おすすめ。
  • 母親の肺がんが発覚。幸いにもステージ1とのことで、転移などもなく無事に除去手術が完了(再発予防の治療は続くようだ……)。昨年、母親の死が怖くて狂ってしまう短編を書いただけにいろいろと考えてしまうところがあった。そんな暗い話を書くな。健康診断はちゃんと受けましょう。

    無花果の断面 ... - ねじれ双角錐群

    04 「分散する風景」 小林貫
    いずれ訪れる母の死を想像して夜泣きしたわたしは、代替母の死をもって心を慣らすことに思い当たる。三十代も半ばに差しかかり黒ぐろ冴えわたる不安の底に、不可抗に沈んでいく。
  • ということで今年も秋の文学フリマに向けて短編を執筆中。現在6,000字程度。暗くないしおもしろい気がする。おもしろいよな……?
  • ストリートファイター6』に続いて『鉄拳8』も発表。それぞれ前作(現行タイトル)が発売したときe-sports周りはまだ整備段階といった感じで、いまほどの勢いやお金の流れはなかったと記憶しているが、ある程度業界が育ってきたいまの状態での新作発売、どれくらい盛り上がるのか楽しみだ。
  • それはそれとして『スプラトゥーン3』が面白い。1, 2をそんなに多く遊んだわけでもないけど、細かい部分のストレス(ニュースのスキップやマッチング待機など)が解消されているのが大きい気がする。格ゲーというストレス負荷テストに耐え続けている甲斐あり、このゲームでイライラすることは少なそうです。

ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022 観戦ガイド【SFL2022】

貫通(@100nenmae)です。

みなさん、ストリートファイターVはご存じでしょうか。

ストリートファイターV』は、株式会社カプコンから2016年2月18日に発売された対戦格闘ゲーム
本作は2022年まで継続的にアップデートを重ね、現在CAPCOM Pro Tour(CPT)」ストリートファイターリーグ(SFL)」といったプロ競技シーンにおいても大きな盛り上がりをみせています。

各大会はインターネット上で生配信されるものがほとんどで、ゲームをプレイしたことがなくても気軽に視聴できるのですが、試合を楽しめるようになるまでの敷居の高さを感じている方も少なくないと思います。

「試合でなにが起きているのかわからない」
「いつ、どんな大会をやっているのかわからない」
「どの選手を応援したらいいのかわからない(知っている選手がいない)」

このような方たちに向けて観戦の敷居を下げるべく、今回はストリートファイターリーグ(SFL)」に焦点をあてて情報を整理しました。

要は「楽しいから一緒にプロ競技シーンを観戦してみませんか」というのが本記事の趣旨になります。

※ 細かなことはあえて省いたりしていますので、歴戦の動画勢みなさまにおかれましては何卒ご容赦ください

SFL2022 概要

2018年より始まり、2021年シーズンには開催規模を大きく拡大!
企業8社がチームオーナーとなり、「JeSU公認プロライセンス」保有選手4人1組のチームを編成してリーグへ参画する「チームオーナー制」を導入!

5シーズン目となる2022年シーズン。
8チームが全14節56試合にてポイントを競い合い、上位チームが「プレイオフ」へ進出、勝ち上がった3チームが決勝大会「グランドファイナル」へ駒を進め、日本最強の座をかけて闘います!

引用元:SFLとは | ストリートファイターリーグ | CAPCOM

とのこと。もっと細かく知りたい方は上記の引用元を参照されたい。
読むのが面倒な方。そう、あなたです。つまりこうです。

  • 4人1組×8チームが、総当たりのリーグ戦で勝ち数を競う。
  • 1組み合わせにつき「先鋒戦」「中堅戦」「大将戦」の3試合を行う(1名は控え枠)。
  • シーズン終了時の上位チームはプレイオフ、グランドファイナルに進み、優勝を争う。

シンプルです。実際のスポーツのリーグにも似ていますね。

今シーズンの日程ですが、9/6(火)から開幕し、12月中旬までの長い期間で試合が行われます。具体的な日時や配信ページは以下を参照してください。

sf.esports.capcom.com

カレンダーに登録したら次に進みましょう。

 

ゲームルール、システムの理解はざっくりでOK

「リーグについてはなんとなくわかったけど、結局、初心者が試合を見ても面白くないのでは?」
いえ、そんなことはありません。
実際の試合配信には実況・解説がついており、何が起こっているのかをわかりやすく伝えて盛り上げてくれます。

さらにはカプコンさん公式が大会観戦ガイドを公開しており、画面の見かたや試合のポイント、実況でよく使われるワードなど、非常に親切に説明してくれています。 

sf.esports.capcom.com

 正直、これを読んでくれれば完璧です。

 ……もしかして読むの面倒ですか? そうですよね……。画像を用意しました。

  1. 体力ゲージ:無くなったら負け。
  2. スタンゲージ:攻撃を受けるとゲージが溜まり、気絶する。
  3. 取得ラウンド:相手の体力をゼロにすると1ラウンド取得。2ラウンド取得で勝利(=1セット取得)となる。2 or 3セット先取の形式が多い。
  4. Vゲージ:赤いゲージ。「Vトリガー」を発動してパワーアップしたり、逆に相手の攻撃を凌ぐために使ったりする。
  5. EX(CA)ゲージ:青いゲージ。これを使うと強くてかっこいい技を出せる。

はじめはこれだけで大丈夫です。
これを踏まえて一度、昨年のリーグの試合を見てみましょう。

youtu.be

グランドファイナル進出をかけた一戦。私はこの試合をオフラインの現地で観ました。
冷静にプレイを続ける選手とは裏腹に、実況やチームメイトのガヤが熱くなっていきます。
1-1のスコアにもつれたとき、苦しいはずなのに、ときど選手が楽しそうに笑ったのが印象的でした。

なんとなくでも、大会の面白さ・熱さが伝わるでしょうか。
というより、なんとなくでかまいません。全部が全部を理解して観ている人なんてほとんどいないですから。

次は試合をもっと楽しむために重要な、キャラクターと選手を紹介していきます。

 

注目のキャラクターは?

本作では全45キャラクターが使用可能。キャラクターによって強い・弱いはあるものの、ゲームバランスは非常に良いとされており、どのキャラクターも99~85点くらいの評価に収まっているイメージです。

もちろん、いきなり45キャラクターを覚える必要はありません。プロシーンにおいてはやはり、その中でもとりわけ勝ちやすいキャラクターが選ばれるからです。ここでは、今リーグの中でも特にカギを握る存在となりそうなキャラクターを紹介します。

※選手とキャラクターを切り分けて紹介するのが難しく、選手名を羅列している箇所がありますが、後の項にて改めて選手について紹介していますのでご容赦ください

  • ルーク(上図-左)
    • 本作のラストに追加されたキャラクターにして、次回作『ストリートファイター6』の主人公を担う存在。
    • 主人公らしくハイスタンダードな性能をしており、これといった弱点がない(強いて挙げるなら、完璧に使いこなすのががやや難しい点か)。
    • 今回のリーグで最も使用率が高くなることが予想される。各プレイヤーの動きの違いに注目してみると面白いかも。
    • 使用選手(予想、敬称略)
      • v6プラス FAV gaming ときど
      • v6プラス FAV gaming ボンちゃん
      • コミュファDetonatioN ナウマン
      • 忍ism Gaming 藤村
      • 忍ism Gaming ヤマグチ
      • 魚群 マゴ
      • 魚群 水派
      • 名古屋OJA BODY STAR あきら
  • コーディー(上図-右)
    • カプコンベルトスクロールアクションファイナルファイト』の主人公。本作ではメトロシティというエリアの市長という設定。
    • ナイフや鉄パイプを使った高威力の(外道な)攻撃や、敵の攻撃をかわして反撃する「スウェー」が特徴的。防御面には不安があるので、スウェーをどれだけ使いこなせるかがカギか。
    • 使用選手(予想、敬称略)
      • コミュファDetonatioN 竹内ジョン
      • 忍ism Gaming ももち
      • 魚群 水派

  • ダルシム(上図-左)
    • ストリートファイターⅡ」の頃からいるので、知っている方も多いのでは。ヨガで手足を伸ばして戦う。ヨガ最強!
    • 遠距離はもちろん、近距離でもなぜか高い攻撃力を発揮。とはいえやはり、相手に攻め込まれたときの対処を誤るとすぐにやられてしまう、非常に扱いの難しいキャラクター。
    • 使用選手(予想、敬称略)
      • v6プラス FAV gaming 鶏めし
      • Saishunkan Sol 熊本 YHC-餅
  • ファルケ(上図-右)
    • こちらも長い棒で戦う遠距離タイプのキャラクター。棒自体も強いが、棒から「サイコパワー」を射出する飛び道具も強力。ビジュアルもかわいい。
    • 技の相性の関係で、先述したルークやコーディーに対して五分以上に戦えると一部では噂。まだ大きな大会でその組み合わせはあまり見れておらず、噂が本当なのかどうか、要注目。
    • 使用選手(予想、敬称略)
      • Saishunkan Sol 熊本 ネモ
      • 魚群 もけ

 

推せるチーム/選手を探そう

FPSなど他のゲームの競技シーンからは考えられませんが、格ゲーは選手の年齢層の幅が広いのが特徴。今回の参戦選手でいえば下は20歳~上は43歳まで、個性的で人間的に魅力のある面々です。
推しのチームや選手を見つけると、試合の結果に一喜一憂することができ、観戦がグッと楽しくなること間違いなし。気になった選手がいればチェックしてみましょう。

参戦選手の一覧はこちら。*1*2

sf.esports.capcom.com

推すポイントはなんでもかまいません。
使用キャラクター、プレイスタイル、選手自身の性格や容姿でもOKだと思います。

実際、昨シーズンのリーグでは、選手のバックグラウンドやプライベート、選手同士の因縁など、試合以外の情報も番組中に拾っていくことで、より応援しやすいような作りになっていたと感じます。

本当は全チーム/全選手を紹介したいところですが、とんでもない量になってしまいますので、私が特に注目しているところに絞って紹介します。

  • v6プラス FAV gaming
    • メンバー:sako、ときど、ボンちゃん、鶏めし(掲載順、敬称略)
    • 昨シーズン優勝チーム。トッププロの3名に「日本三大ダルシム使い」の鶏めし選手が加わることで隙のない編成に。
    • リーグ最年長のsako選手が魅せる芸術的なプレイや、「東大卒プロゲーマー」ときど選手の異常なまでなやり込みに注目。

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  • 忍ism Gaming
    • メンバー:ももち、藤村、ヤマグチ、ジョニィ(掲載順、敬称略)
    • ももち選手が企業オーナー兼チームリーダーを務める異色のチーム。
    • 昨シーズンでロボットのように正確無比なプレイを見せ、リーグを震撼させた藤村選手の仕上がりに期待がかかる。忍ismの若手育成企画を通じて成長したヤマグチ選手、ジョニィ選手はここで存在感を発揮することができるか。

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  • 広島 TEAM iXA
    • メンバー:ストーム久保、ガンファイト、稲葉、クラッシャー(掲載順、敬称略)
    • SFL初参戦となるiXA。選手の実績という点では他のチームと比べて劣ってしまうのが正直なところ。だからといって「弱いチーム」ということは決してなく、ある意味では「一番怖いチーム」。
    • ストーム久保選手のアビゲイルをはじめ、アレックス、ベガ、バーディーと大型でパワフルなキャラクターが揃っている。尖りまくったキャラクター構成なので、iXAの試合は非常に派手で盛り上がることが予想される。
    • ガンファイト選手がアレックスと併用すると思われるオロの存在も不気味。

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個別で何名か。

  • カワノ(Good 8 Squad)
    • 先日行われた世界最大規模の大会「EVO」でも優勝を果たし、いままさに世界最強といっても過言ではない、コーリン使いの若手選手。
    • YouTubeの動画投稿も積極的に行っており、特に初心者の方は勉強になることが多いはず。
  • ネモ(Saishunkan Sol 熊本)
    • これまでメインキャラクターに据えていたユリアンに加え、今シーズンからはファルケを実戦投入。
    • もともとは兼業プロだったこともあり、業界随一の常識人? 最近ではご意見番的なポジションになりつつあるような。
    • ザンギエフが大嫌い。板橋ザンギエフ選手とのプロレス的なやりとりも必見。
  • うりょ(コミュファDetonatioN)
    • リーグ初参戦で、唯一のローズ使い。周りのチームに「対ローズ」の練習を強いることができるので、チームにいるだけで活躍していると言えるのでは。
    • 徹底マークが予想される中、どこまで戦い抜けるのか。
  • マゴ(魚群)
    • 国内のみならず海外選手からも「Magoサン」と慕われるコミュニケーションの鬼。
    • 最近某FPSゲームの配信でハネて、そればかりプレイするようになってしまい、視聴者からは「ヴァロさん」と呼ばれることも。
    • とはいえ大ベテランのトッププロ、リーグ本戦までにどれだけ仕上げてくるか。
  • ふ~ど(名古屋OJA BODY STAR)
    • ポイズン、レインボー・ミカ、バーディーと3キャラクターを器用に使い分ける。国内最高峰の個人リーグ戦「TOPANGA CHAMPIONSHIP」での優勝が記憶に新しい。
    • 普段はひょうひょうとしているイメージだが、35年ローンの返済のために気合が入っている様子。妻はグラビアアイドル・タレントの倉持由香さん。

他にも魅力的な選手がまだまだいます。
ぜひ選手のTwitterや個人配信をみて、応援したい選手を探してみましょう。

 

もっと知りたい方に

観戦にハマってしまいそうなあなたのために、もっと詳しくなるための情報をまとめました。

ストリートファイターリーグ | CAPCOM
ストリートファイターリーグ公式

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「ストリートファイターリーグ」宣材写真撮影会に潜入! 全チームに意気込みを聞いた (1) | マイナビニュース
マイナビニュース 選手インタビュー記事

Capcom Fighters JP
カプコン運営のe-sportsチャンネル

格ゲープレイヤーWiki | 格ゲープレイヤーWiki
気になる選手がいたときに

格ゲーチェッカー
格ゲーマーにとってのインフラ いつもありがとうございます

 

以上。

ここまで読んでくださった方のうち一人でも格闘ゲームに興味を持ってもらえたら、大変嬉しいです。
それでは良き観戦ライフを(プレイもね)。

 

*1:写真、もう少しどうにかならなかったでしょうか。昨シーズンの写真はとてもカッコいいので、そちらも見てみることをお勧めします

*2:8/25追記:選手写真にすべて修正が入ったようです

貫通賞2020(ゲームオブザイヤー)

2020年にnoteに投稿した記事を一部加筆・修正して再掲しています

貫通賞とは、俺が2020年に遊んだ(※ 発売ではない)中で面白かったゲームに与えられるたいへん権威ある賞のことです。

2019年受賞作はこちら

100nenmae.hateblo.jp

今年はゲーミングPCを買ったことや、コロナの影響でほとんど外出しなかったことから、かなりの数のタイトルをプレイしました。
クールさ/斬新さという点では『Observation』『Return of the Obra Dinn』が印象深く、プレイ時間で見ると去年に続き『ストリートファイターV』『オーバーウォッチ』、もっとも金を費やしたのは『共闘ことばRPGコトダマン』でした。

それでは貫通賞を発表します。

 

貫通賞2020は……

 

サイバーパンク2077』
CD Projekt RED

 

 

プレイ時間:60時間ほど。節制エンド+サブクエストそれなりに消化。
詳細なレビューは各メディアで語られまくっているのでそちらを参照してください。

発売前は一人称視点のオープンワールドってどうなのという疑問や、同じCD Projektの『ウィッチャー3』にハマり切れなかった(ていうか物量酔いした)という不安があったけど、まったくの杞憂でした。
一人称固定にしたのは大成功で、そもそも三人称視点ではサイバーテクノロジーの表現やロールプレイとしての演出が難しいと思うので、必然性がある。ただ弊害として、せっかく細かくメイクした自身のキャラクターを見られる場面が少ないのと、(詳しくないけどおそらくキャラクターモデルの問題で)フォトモードに制約がかかってしまうという点は残念でした。これはもう仕方ないですが。とにかく一人称固定であることがロールプレイ性・ナラティブ感を強めていて没入感があるので、こと終盤はほんとうに選択肢に悩まされることが多かった。
自分が到達したエンディングはおそらくグッドエンドではないんだけど、自分の選択によって至ったものだから納得できるし、そういう意味ではどれがグッドでどれがバッドとかないでしょ、俺の人生の良し悪しを決めるな。あなたたちそれぞれの選択がグッドです。エンディングが何種類あるかわからないけど、ほかのエンディングを見たとしてもそれは自分の本来の選択ではないわけで、あんまり納得できなそうなのでいまのところ見る予定はなし。
CS版はとっとと不具合をなおしてあげてください。


以下、今年撮ったゲームのキャプチャやクリップを記録しておきます。
引っ越してちょっとボイスチャットがしにくい環境になってしまいましたが、来年も遊んでください。

Star Wars Jedi Fallen Order』

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『あつまれ どうぶつの森

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『ARK: Survival Evolved』

映像が消失しました。

 

オーバーウォッチ

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『Observation』

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『共闘ことばRPGコトダマン』

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『ザイソード』

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インディヴィジブル 闇を祓う魂たち』

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『黄泉ヲ裂ク華』

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『TSUBASA+』

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真・女神転生III NOCTURNE HD REMASTER』

映像が消失しました。

 

『サクラ革命』

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サイバーパンク2077』

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日記(2022.07.27)

  • 『SSSS.GRIDMAN』全12話をみた。記憶まわりの整合性とか細かい部分が気になってしばらく入り込みづらかったが、そういうの気にしないでみていいんだとわかってからはよかった。あえて削ぎ落としてるっぽい。電光超人の方のグリッドマンや特撮全般については詳しくないが、たぶんパロとかは色々あったんでしょう。メカグールギラス、ナナシBあたりの怪獣デザインが好み。キャリバーさんの活躍がもっとみたかった。両ヒロインの演技がすごくよかったんだけど言語化できていない。いま追っている『リコリス・リコイル』でも同じようなことを感じてるんだけど、これどう表現すればいいんだろうな。

  • 『オッドタクシー』もみた。急にアニメばっかりみてる。普段そんなにアニメや映画はみないです。びっくりしたのがこれ、コミカライズ版もめちゃくちゃ完成度が高い。単純に作画が超うまいし、空気感とか間まで再現されてるので、アニメみるのが苦手って人はコミカライズ版でもいいと思う。大きくうねってきれいにおさまる群像劇、いいよね。

  • レバーレスコントローラーを自作しようと思って、とりあえずホールソーを買った。この時点でちょっと満足しているというか、実際の作業工程にリアリティが出てきて面倒くささを感じているというのが正直なところ。レバーレスコントローラーとは、レバーがレスのコントローラーです。写真を見ろ。作るときはまた個別で紹介します。

    ね群主宰から譲りうけてカスタムを重ねている私物

日記(2022.07.24)

これまでは、つくった小説や音楽をTumblrにまとめていたが、いまいちメンテナンスしにくく感じていたのではてなブログに移行した。メンテナンスしにくいといっても、メンテナンスが必要になるような活動はこれといってしていなくて、ただ俺の中では「はてなブログを書く」というのは「ぷよぷよで10連鎖を組める」のと同じくらいのかっこよさを感じる行動なので、前々からやってみようとは思っていたのです。

フォロー/フォロワーの少ないTwitterアカウントに数年間引きこもっていたのを最近やめて以前のタイムラインに戻ってきたら、もう長いこと会っていない人や連絡を取らなくなってしまった人がそれなりにいて、みんなどうしてるのかなと思い返したりした。謝罪したい人とかもいる。もともと出不精ではあったけど、それにしてもたまには人と酒を飲みにいったりコミュニケーションを大事にした方がいい。

このところ人生が大きめに動いていて、タバコをやめたり、転職したり、結婚して姓が変わったり、住宅展示場を見学したりした。婚姻届を役所に提出したあとに行ったレストランでトイレを詰まらせてしまい、これ以上なくみじめな思いをした。公的なものはすべて改姓手続きを終えたけど、意外にもあっさり済んでしまい、うっすら奇妙な感覚だけがずっとある。色々あったけどまあやってることとしては特段変わらなくて、基本的にはゲームをしながら合間に創作したりしている、ということにしてください。ゲームをつくるとかも言った気がするけど、これもつくっていることにしておいてもらえると都合がいい。わかったか?

そのほか最近あったこと、思ったこと。

  • オオゼキの骨取りさばを週3くらいで食べ続けている。フライパン用ホイルで焼き、スパイスをふって食べる。安くて楽でうますぎるという、環境破壊カード。
  • 機動戦士Vガンダム』全51話をみた。古臭さはもう言ってもしょうがないが、シナリオが刺激強めなのと、劇伴が大変よく、のめり込んで一気に楽しめた。ガンイージのシンプルさと主張しすぎない色味がかっこいい。
  • 音楽でも小説でも、身近な距離(だと思っている)の人たちがだんだんと結果を出しはじめている。俺は別にそれらで食っていきたいとかはまったくないし、そもそもまだレベル的に及ばないのはわかっているが、彼らの活躍をモチベーションにして継続していきたいとは思えている。
  • すこしエッチな格好をしたキャラクターたちを育てるソーシャルゲームがやりたい。そういうこともあるよな。縦画面、かつ拘束時間が短くて細々続けられるものがいい。願わくば君たちとその話題を共有したい。
  • 継続の話でいうと、格闘ゲームをやり続けていたらだいぶ上達して、オンラインのランクマッチではたまにプロ選手からも一本引けるくらいにはなった。長期戦ではまだまだ勝ち目はない。チームやバトロワ形式の対戦ゲームが主流のいま、すべてが自分の責任で一試合の勝ち負けが重い格闘ゲームを続けるのはストレスフルで苦行とも取れるが、俺はそれが性に合っているらしい。
  • もともと年に一冊読むかどうかくらいの読書量しかなかったが、ここ数ヶ月は突然本を読むのが楽しくてしょうがない状態になり、SFを多く読んだ。いま読んでいるのは『マーダーボット・ダイアリー』と『楽園追放 rewired サイバーパンクSF傑作選』。インプットをうまくアウトプットに活かせればいいが。

 

貫通賞2019(ゲームオブザイヤー)

2019年にnoteに投稿した記事を一部加筆・修正して再掲しています

貫通賞2019とは

 

俺が2019年に遊んだ(※ 発売ではない)中で面白かったゲームに与えられる、たいへん権威ある賞です!!!!!!!!!!!!!

ノミネート作品

 

・SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE | 隻狼(フロム・ソフトウェア
オーバーウォッチ(ブリザード・エンターテイメント)
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL任天堂
ボーダーランズ3(Gearbox Software)
ファイアーエムブレム 風花雪月(任天堂
・十三機兵防衛圏(アトラス、ヴァニラウェア
ファイナルファンタジーXVスクウェア・エニックス

 

アーーーーー!!!!
他にも結構プレイしたけどパッと思いついたのはとりあえず以上!!!!
メディアで既にさんざん面白いと言われているものがやっぱり面白かったねという印象です!!!!!!

 

ウオーーーー!!!!!!!!! 発表します。
アーーーーーーーー-ー!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

優秀賞

 

ファイナルファンタジーXV

本編トロコン済、DLC8割程度クリア。
インターネットでは散々ネタにされたりしてますけど、面白いです実際。
たしかにストーリー的にはけっこう穴があったり、戦闘もごり押しでいけてしまったりするんだけど、とにかく「仲間と旅をしてる感」が素晴らしい。他のFFでパーティーメンバーに対してここまでの友情を感じたことはないし、その分クリア後の喪失感もすごい。「飯と車」が核なんだろうな……。
これまでのFFの世界観から見ても賛否あるとは思うけど、車での移動がかなりいい味を出していて、言ってしまえば移動自体怠かったりもするんだけど、そこがうまく旅というテーマやキャラクターたちとマッチしてる。
FF10がシリーズ最高傑作とはよく言われますが、個人的にはそれを凌駕していると思います。比べるものでもないけど。
とにかくエアプでこの作品を小バカにするのをやめろ!!
(アップデートでいろいろと改善した後にプレイしましたが、もし発売直後に遊んでいたらたしかにまた印象が違ったかもしれませんね)

黒いジャケットが俺です

 

 

 

 

 

 

審査員特別賞

 

ファイアーエムブレム 風花雪月

ハードモードで青獅子の学級(ルーヴェンラッセ)ルートクリア済。
FEシリーズもほぼほぼプレイしてますが、最高傑作です。ギャルゲーに寄りすぎてる感は否めないけど、それってたぶんグラフィックの進化とかキャラデザインでそう感じるだけで、やってること自体は以前も変わらなかったし。
戦闘に関しては3DSシリーズであった「ダブル」という不確定要素が廃止されたのがまずうれしい。ハードモードだとそれなりに大味ではあるんだけど、ちまちま計算できる場面もあります。
シナリオについては特別よかったとは思わないけれど、学校生活をともに過ごした級友たちと殺し合いをするというコンセプトがよかった。よくはないんだけど。そんなことをさせるな。見知った顔に自らとどめを刺し、その最期の言葉を聞かされるのはけっこうくるものがあります。
全体のバランスが良く大満足なんですが、青獅子の学級(ルーヴェンラッセ)の最高の生徒たちとの別れが受け容れられず、まだ他のルートをプレイできていないため、今回は審査員特別賞です。
お前たちの先生になれて本当によかった……。俺の心が再び前を向き、他の学級のみんなと新たな道を歩み始めることができるのならば、2020年もノミネートの可能性あり。
誰と生き、誰と刃を交えるか……。

PERFECT
TEA TIME
会話が盛り上がった回数 3回

 

 

 

 

 

 

 

2019年 貫通賞(最優秀賞)

 

十三機兵防衛圏

11月末に発売してまさかの滑り込みで最優秀賞。これしかなかった。
ネタバレなしで説明するのが難しいんだけど、ストーリーテリングのレベルの高さにただただ感嘆。設定だけ見ればSFとしてはわりかしありがちなのか? と思わせつつ二転三転するので飽きずに読み進められるし、なにより複雑なシナリオの中でもぶっといテーマが根ざしており、それが美しいです。
複雑になってしまっている最大の理由としてやはり主人公が13人もいることがあるんだけど、究明編でアーカイブを追っていけば細かい設定はさておきなんとなくの構造は察することができる(はず)。終盤にかけては一気に謎が明かされていき「それまだ説明してないよな?」という穴にピタッとハマっていくのが気持ちよくてやめどきがわからなくなってしまう。並走するシナリオはどのキャラクターもしっかり面白く、最終的には全員好きになってしまったという人も多いのではないでしょうか(俺が一番好きなのは緒方稔二です……)。
崩壊編(戦闘パート)はシナリオのいいところで挟まってきて、序盤はむしろ邪魔に感じていたけれど、機体の強化が進むにつれてかなり爽快になり、味がしてくる。けっこうしぶい味。敵の数が多くなると若干処理落ちしたりもするけど、なぜかそれすらも込みで熱かったのでよし。
2019年ベストどころか、俺の中では今後(シナリオそのものというよりは特にストーリーテリングの手法において)これを超えるゲームが出てくるのかと思わせるほどに圧倒的でした*1。おめでとうございます。

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*1:2022年のいま読み返すと大げさすぎる気もする